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第27回 湘南ビジネスコンテスト | 申請書 通し初稿(v1)

発信を、自分の手に。 AI×デザインで、湘南の個人起業家を「自走」させる
内製化スクール&伴走支援事業 ── 申請書ドラフト全文

2026年6月24日 / A4・7ページ構成(フェイスシート除く)/ 金色マーク=あとで実数字に差し替える箇所
フェイスシートの記入方針(確認事項)
区分:「創業後5年以内」か「新事業展開を予定」か ── 独立が2021年の何月かで判定が変わります(2026年7月までが5年以内)。独立の正確な年月を確認のうえ、事務局に電話で区分を確認するのが安全です。
進捗状況:AIワークショップは既に3回実施済みのため「既に着手している」(2026年◯月開始)にできます。
事業名(キャッチコピー+サービス名)

候補3案

1 ── 申請者の経歴

「右腕であり左腕」と言われて、気づいたこと

私はグラフィックデザイナーとして15年、企業の広告物・販促物のデザインに携わってきました。副業としてWebデザインや動画編集の経験を積み、2021年◯月に個人事業主として独立。以来、藤沢を拠点に、主に個人事業主や一人社長の支援を行ってきました。

独立して初めて分かったことがあります。会社員時代のグラフィックの仕事では、お客様の「表面」しか見えていませんでした。個人のお客様と直接やり取りを重ねると、本当の困りごとは納品物ではなく、「発信が続かない」「自分の商品に自信が持てない」ことにあると気づいたのです。

ある女性起業家の方は、一人で事業をされ、SNS発信に悩み、自分のコーチングに価値があるのかさえ疑っていました。私はデザインを整えるだけでなく、彼女のコーチングの成果を分析し、確かな結果が出ていることを一緒に「見える化」しました。彼女は自信を持って発信できるようになり、私にこう言ってくれました ── 「あなたは私の右腕であり、左腕です」

この経験から、私の信念が生まれました。苦手なことを無理にやるより、得意を活かして事業を進める方が、その人の素晴らしい商品は世の中に届く。現在はデザイナー2名の仲間とチームを組み、制作・発信・事業の伴走支援を行っています。顧客とは長いお付き合いになることが多く、最長4年継続の方が多数います(独立5年のほぼ最初期から)。

2025年からはClaude Code等の生成AIを制作と支援に本格導入し、2026年からは個人起業家に特化した「AIワークショップ」を開始。3回連続で定員超過の反響をいただいています(詳細は3章・4章)。私自身は藤沢在住14年、小学生と中学生の母です。

2 ── 業界における現状や特有の課題

腕はいいのに、届かない。そして、静かに辞めていく

個人起業家・小規模事業者 ── 教室、サロン、講座、個店 ── は、構造的な三重の壁を抱えています。

私が支援したある麹教室の主宰者も、商品は素晴らしいのにプロモーションが行き詰まり、廃業を考えていました(4章で詳述)。また、実店舗の飲食業では人手不足で店主が休めず、経理や発信にまで手が回らない現実があります。私のチームメンバーの家族も飲食店を営んでいましたが、店主が体を壊して倒れ、店を畳むことになりました。AIで経理や発信の手を空けられていたら、違う未来があったかもしれない ── この「間に合わなかった」経験が、本事業の原動力です。

生成AIの登場で「自分で作れる」時代が来たにもかかわらず、使いこなせる人材は地域に不足しています。しかも小規模事業者の制作費の多くは東京など域外の制作会社へ流出し、地域にお金もノウハウも残りません。これは湘南だけの課題ではなく、日本全国の課題です。だからこそ私たちは、自分たちが暮らすこの湘南から解決を始めます。

3 ── 提案する事業内容<全体>

まず助ける。次に、助けられる人を増やす

本事業は、AI×デザインで小規模事業者が発信物(LP・SNS・販促物)を「自分で作り、更新し続けられる状態」にする内製化支援です。制作を代行して囲い込むのではなく、作れる人を増やす ── ここが従来の制作業と根本的に違います。事業は3本柱で、この順番に意味があります。

① AI導入伴走サポート(入口 ── まず、目の前の一人を助ける)

すでに商品を持つ個人起業家に、AIを使った発信・制作・業務の仕組みを個別に導入。事前ミーティング→ハンズオン→フィードバック→1ヶ月の無料サポートまで一気通貫。大阪への出張開催、名古屋でのマンツーマン導入など、遠方からの依頼にも応えてきました。

② AIワークショップ/スクール(本体 ── 助けられる人を増やす)

個人起業家特化のワークショップ(2026年開始、3回連続定員超過)を、体系的なスクール+月額伴走へ発展させます。対象はAI未経験者ではなく、「商品はあり、AIも触ったが、活用しきれない」層。修了後は月額伴走で自走を支えます。

③ 湘南実践フィールド(地域還元 ── 学びが、そのまま地域貢献になる)

スクールのカリキュラムに「湘南の実店舗・事業者を1軒担当し、実際の発信物を作る」演習を組み込みます。個店は無償〜実費でプロ監修つきの内製化支援を受けられ、受講生は本物の実績を得る。代表(私)が全成果物を監修し、品質を担保します。

全国の個人起業家 ワークショップ(毎回定員超過) 導入伴走の顧客 個別AI導入(大阪・名古屋 実績) 収益(受講料・伴走料) スクール&月額伴走(本体) カリキュラムに「実店舗演習」を内蔵 実践演習=無償〜実費の支援 湘南の個店・小規模事業者 発信・販促・業務の内製化が進む 事例・信頼が 湘南に蓄積 卒業生が 湘南の担い手に 収益は全国から。価値は湘南へ注ぐ。
図1:事業モデル ── 学び(スクール)と地域貢献(実践フィールド)が一体の循環構造
4−1 ── 特徴・新規性・優位性

「デザイン15年 × AI実装 × 教育 × 伴走」の掛け合わせ

AI活用講座も、デザイン制作会社も、世の中に存在します。本事業の優位性は、その掛け合わせ思想にあります。

成果の実証(支援先の実績):廃業を考えていた麹教室の主宰者と、「なぜこの教室をやるのか」という原点から壁打ちし、彼女自身の40年の体質の悩みを軸にした戦略へ転換。以降3回のプロモーションで累計24名成約・売上約475万円(19.8万円講座)。個別相談からの成約率は70%→85.7%へ上昇。彼女の言葉 ──「2024年にあなたに出会っていなければ、私はもう麹の仕事を辞めていた」

デザイン品質・伴走 高 ツール操作のみ・品質ばらつき 外注・代行型 内製・自走型 競合の少ない領域 制作会社・デザイナー 一般的なAI活用講座 AIツール・コンサル 本事業 自走 × 品質 × 伴走
図2:ポジショニングマップ ── 「内製・自走 × 品質・伴走」の右上は空白地帯
強み(S) ・デザイン15年の審美眼 × AI実装力 ・WS3回連続 定員超過の実証 ・支援先の成果(475万円・成約率85%) ・最長4年継続の顧客関係/3名チーム 弱み(W) ・湘南域内での事例はこれから ・少人数体制(規模の上限) ・カリキュラム標準化が途上 機会(O) ・生成AIの急速な普及と関心の高まり ・湘南=移住×ライフスタイル起業の集積 ・小規模事業者向け補助金(持続化等) ・コンソーシアムの創業支援と同方向 脅威(T) ・AI操作スキル自体の陳腐化 ・大手・オンライン講座の参入 → 対応:価値を「操作」でなく  「品質×伴走×関係」に置く
図3:SWOT分析 ── 弱み(湘南事例)は実践フィールドで、脅威(陳腐化)は伴走価値で潰す
4−2 ── 対象市場と規模

誰から稼ぎ、誰に注ぎ、誰と組むか

対象位置づけ
売る相手
(コア収益)
自分の商品を持つ個人起業家・教室/サロン/講座運営者。「商品はあるのに発信で詰まる」層実証済み:WS毎回定員超過、大阪・名古屋からも依頼。湘南は移住×ライフスタイル起業の集積地で、この層が厚い
注ぐ相手
(地域還元)
湘南2市1町の個店・飲食店・小規模事業者スクール演習として無償〜実費で内製化支援。収益を求めない設計だから、経費最優先の個店にも届く
組む相手
(面の展開)
商工会議所・商店街・地域団体集合研修・補助金活用サポート。2〜3年目の販路

市場環境:国内の小規模事業者・個人事業主は数百万規模で存在し、生成AIの業務活用はまだ入口段階。湘南エリアは都内からの移住・創業が続き、コア層の密度が高い地域です。市場の大きさより、「募集すれば定員を超える」という実需の実証を重視します(TAM=全国の小規模事業者のAI内製化需要/SAM=神奈川県内の個人起業家層/SOM=湘南2市1町+既存コミュニティ ◯◯事業者と仮定)。

4−3 ── 事業戦略

信頼の輪を、内から外へ

4−4 ── 体制・運営管理

3名チーム+監修体制

代表(私:戦略・監修・講師)、デザイナー Yumi(制作・教材)、Aya(運営・地域連携。飲食店の現場を知る当事者)。実践フィールドの全成果物は代表が監修し、個店に渡る品質を担保します。社外は商工会議所・地域団体・受講生コミュニティと連携。教材とカリキュラムの標準化で属人化を防ぎます。

5 ── 今期から翌々期までの事業展開

ロードマップ

計画
今期
2026年度
7-9月:湘南版ワークショップ開始/実践フィールドのモニター店 1〜2軒確保(商工会議所に相談)
10-12月:月額伴走の本格開始/コンテスト本番(11月)
1-3月:スクール第1期カリキュラム化/湘南事例の公開
翌期
2027年度
スクール2〜3期運営/実践フィールド ◯軒へ拡大/商工会議所・商店街との集合研修開始/講師候補の選抜
翌々期
2028年度
講師育成・認定制度の開始(修了生が講師・支援者に)/湘南モデルの標準パッケージ化/他地域への横展開検討
6 ── 現在の課題と対応策

正直な課題と、その潰し方

課題対応策
湘南域内の事例がまだ少ない実践フィールドのモニター店を今期中に確保し、事例を公開。商工会議所と連携して募集
AI操作スキルの陳腐化(誰でも触れる時代へ)価値を「操作の教育」でなく「デザイン品質×続けられる伴走×関係」に置く。4年継続の顧客関係が証明
少人数体制による規模の上限カリキュラム標準化と講師育成で、代表の時間に依存しない提供体制へ移行
受講生演習の品質リスク代表による全成果物の監修体制。個店に渡る前に商用品質を担保
7 ── 既存事業について

該当なし

本事業は、現在行っているAI×デザイン支援事業(1章・3章記載)を湘南地域へ体系的に展開するものであり、既存事業と同一の延長線上にあります。

8 ── 財務計画【必須】

8−1 利益計画

科目(千円)前期
2025年度
今期
2026年度
翌期
2027年度
翌々期
2028年度
A 売上高実績単価確定後
B 売上原価
D 販管費
H 経常利益

売上の根拠(単価×数量で分解)

今期(2026年度)の見込みの立て方:

  • ワークショップ:受講料◯円 × 15名 × ◯回 = ◯円
    単価根拠:既に3回、この価格で定員超過の実績
  • 月額伴走:月額◯円 × 平均◯名 × 12ヶ月 = ◯円
    継続根拠:最長4年継続の顧客関係が既に存在
  • 個別AI導入サポート:◯円/件 × ◯件 = ◯円
    単価根拠:大阪・名古屋を含む実施実績

※「いくら売りたい」ではなく「実績のある単価 × 実証された集客力」の積み上げで構成します。

8−2 資金計画

資金使途(千円)今期資金調達今期
設備(機材・ソフトウェア)自己資金
開発(教材・カリキュラム制作)借入金0(予定なし)
運転資金(広報・会場・交通)補助金・助成金
合計合計◯(使途と一致)

低資本で運営できる事業特性のため、自己資金を中心とした無借金経営を基本とします。

9 ── 藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町において目指す活動と社会的役割

収益は全国から。価値は、この街へ

私は藤沢に暮らして14年になります。本事業の地域貢献は「湘南の事業者からお金をいただくこと」ではありません。全国から得た収益と、スクールで育った人の力を、湘南に注ぎ込む設計です。

発信の壁による廃業も、担い手不足も、日本全国の課題です。私たちはその解決を、自分たちが暮らすこの湘南から始め、湘南モデルとして確立し、全国への発信拠点にしていきます。
10 ── アピール事項

実証済みであること

アンケート(案)

a)評価項目に沿って事業を棚卸しする良い機会になり、自分たちの強みと地域との関わり方が明確になりました。
b)BtoBマッチング支援による商工会議所・商店街との接続、実践フィールドのモニター店募集のご協力を希望します。